いまりの語り部屋

いまり(伊万里楽巳)が好きな作品について語るブログ

生きている自分は自分なのか|小説『屍者の帝国』【ファーストインプレッション】

いつもと趣向を変えて。

先日読み終わった小説『屍者の帝国』。手帳に簡単な感想メモを書いていたところ、気づいたら派生した連想も含めてそれなりの分量になっていました。せっかくなので【ファーストインプレッション】として記事に残しておきます。

 

※全面的にネタバレしているので未読の方はご注意ください。

  • 基本情報
    • あらすじ
  • 読んだきっかけ
  • 雑観メモ
    • テーマについて
      • 余談
    • 執筆形態について
      • 余談
    • 引用/パスティーシュが生み出す効果
      • 余談
    • バーナビー大尉のダイナミズム
    • 「非言語の言語」としての音楽
  • さいごに
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設計・お散歩・そしてお酒|マンガ『一級建築士矩子の設計思考』

3本目はこれまでで一番ニッチ&マイナーなお仕事マンガ。独立して個人事務所を構えたばかりの駆け出し建築士・古川矩子の仕事ぶりを描いた『一級建築士矩子の設計思考』を紹介します。

記事を公開するたびに「次はこの作品を取り上げようかなー」と考えてはいるのですが、気づいたら別の作品の記事が出来上がっています。「好きな作品を好きなように語る」がコンセプトなので、語りたくなったタイミングで語るのがよいのでしょう。

それでは今回もお付き合いください。

一級建築士矩子の設計思考』のここが好き
  1. 「駆け出し建築士」のニッチなお仕事マンガ
  2. 極めて個人的な「ありえたかもしれない未来」へのちょっとの憧れ
  3. 酒飲みマンガ・亀戸ローカルマンガとしての側面
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ギャクの皮を被った青春のエモーション|マンガ『バーナード嬢曰く。』

2本目は、前回の『ほしとんで』とはまた一味違ったこじらせ高校生たちによる自称”名著礼賛ギャク”『バーナード嬢曰く。』をご紹介。

実は第18回手塚治虫文化賞短編賞を受賞していたりアニメ化もされたりしている作品で、「マイナーめの作品を中心に」という本ブログのコンセプトからはいきなり外れそうになっている。

でも「そのうち取り上げたいなー」という気持ちで読み返したら語りたくなってきたので遠慮なくやらせてもらうことにしました。「好きな作品を好きなように語る」が重要なので。

それでは今回もお付き合いください。

バーナード嬢曰く。』のここが好き
  1. 読書を通じて自らの感性と向き合っていく若者たち
  2. 高校生4人の自意識過剰な青春の日々
  3. 選書や幕間コラムに表れる作者・施川ユウキの感性の魅力
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文芸こじらせ野郎たちによる俳句な日常|マンガ『ほしとんで』

はじめまして。「いまり」こと伊万里楽巳です。

ちょっと暇になったので、前々からやりたいと思っていた「好きな文芸作品(主にマンガ・小説・映画など)について好き勝手に語るブログ」を立ち上げてみました。

第一回は、俳句を題材に文芸系の芸大の日常を描いた『ほしとんで』です。
このブログを立てたら絶対に語りたいと思っていました。

それではお付き合いください。

『ほしとんで』のここが好き
  1. 端的で奥深い俳句の世界&「課題として創作に取り組む」文芸系芸大生の世界
  2. 十七文字の世界の詩情を豊かに表現するマンガならではのビジュアライズ
  3. シンパシーしか感じない文芸懊悩トリオほか魅力的なキャラクターたち

manga.line.me

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